庭と子育てと私

庭をいじりながら子育てをする、アラフォー男の日記

育休回顧録①【スタートダッシュ】

2022年初夏。長女が生まれ、念願だった育休がスタートした。

 

育休を取得したのは初めてだが、3年前に長男が生まれときから、オムツ替え、ミルク、寝かしつけなど、最低限のことはやってきたので、育児に関する不安はほぼなかった。

 

実際、開始2週間は特に大きな問題は起こらなかった。

 

朝起きて長男を幼稚園に送ってからは、妻と二人で家事・育児ができるため、体力的にも、時間的にも余裕をもって過ごすことができた。

 

最も忙しい時間帯は夕方、長男が帰ってきてからだ。三歳男児の体力は無尽蔵の一言。

 

幼稚園でお昼寝をボイコットして遊び続けることもしばしば。夕方、多少機嫌が悪くはなるが、そのままノンストップで遊び続ける。

 

その彼と向き合いながら、長女のお世話を並行させ、二人ともできれば20時半、遅くも21時には布団に入れたい。そうでないと翌日の朝、7時に起きられない。

 

そのためには、とにかく彼のスタミナを消費させておく必要がある。幼稚園に迎えに行ったその足で、近所の大きな公園に放つ。約束は17時の「夕焼けチャイムまで。」

 

そして帰宅し、長女→長男の順で風呂に入れる。その間、風呂に入っていない方が夕食を作る。そして18時~18時半には夕食を食べ始め、19時には歯磨き以外の作業をすべて終わらせる。

 

文字に起こすとそんなに難しくなさそうに見える。しかしこの2,3時間の間に見えない壁が数多く存在する。

 

壁1 エスケープ

 長男は、絵にかいたような「男の子」。幼稚園に迎えに行くと、とりあえず逃げる。「さあ、捕まえられるかな??」と言わんばかりの満面の笑みで、会議室だろうが、職員室だろうが、所かまわず走りこむ。彼が満足するまでひたすら付き合う。大らかに見てくださっている職員の皆様、本当にありがとうございます。そして申し訳ありません。ここで最低10分はロスをする。

 

壁2 夕焼けチャイムからの「もう一回」

 幼稚園帰りによる公園はまあまあの規模で、大きな遊具もある。幼稚園児がすんなり帰るわけがない。「もう一回だけ、滑り台」はテンプレート。ここでも最低10分はロスをする。

 

壁3 「お風呂入りたくない」

 長男はとにかくお風呂が嫌い。というか、ブロックで遊ぶのが好き。そのためまず風呂に入れるのに時間がかかる。そして何とか入ると、今度は風呂で遊び始め、なかなか出ない。ここでも10~15分はロスをする。


 書き出してみると、不確定要因はほぼ長男である。「三歳男児はそんなもんだ」と分かっていながらも、思うようにことが進まないと、ややイライラしてしまう。これは自分の修行不足と分かってはいるが、声を荒げずに事を進めるのは、なかな骨が折れる。

 

その壁を乗り越え、何とか布団に辿り着くと今度は絵本タイム。そこそこ長めの本を平均5冊。時間にして20〜30分かかる。絵本好きなのは良いことだが、これも根気のいる作業だ。

 

しかし、冒頭に書いた通り、妻と二人で分担できるため、夕方の忙しさはあるものの、比較的余裕をもって過ごすことができた。

 

ちなみに長女はよく寝る子で、一回寝ると3、4時間はぐっすり寝てくれる、ありがたさMAXの子だった。

 

充実した日々。スタートダッシュは成功と言っていいだろう。

 

その先に大きな大きな落とし穴か待っているとは知らずに…。