育休11日目にして、ぎっくり腰を患ってしまった。
物理的に動けないその間、妻や長男は最大限気を使ってくれた。
座ったままできる育児といえば、長女にミルクを飲ませることぐらい。
育休中なので仕事があるわけでもない。
すると、気がつくとスマホをいじっている。
ネットブラウジング、パワ●ロ、メル●リと、特段重要なものはない。
夜、寝かしつけを済ませた後も、気がつくとスマホに手が伸びている。
今振り返ると、明らかにスマホ依存だ。
依存症の怖いところは、分かっていても止められないところだ。
「育休中に何をしてるんだ。何のために育休を取ったんだ。」
と、頭では思っているのだが、気がつくと手が伸びている。
動けないストレスを最悪な形で発散し、完全に負のスパイラルに陥っていた。
アルコールやタバコ、薬物依存も、きっとこんな感じなんだろう。
すると次の問題は、睡眠不足による慢性的なイライラだ。
足元をネコが走る。長男が駄々をこねる。長女がミルクをうまく飲めない。
そんなちょっとしたことが、いつも以上に頭にきてしまう。
描いていた理想の育休はどこへやら。
育休2ヶ月の間に、ぎっくり腰、スマホ依存と、仕事をしていた時期よりも、心身共に悪い状態に陥ってしまった。