庭と子育てと私

庭をいじりながら子育てをする、アラフォー男の日記

育休をしたものの、何からやればよいか分からない男性に朗報!だれでもできるCランク家事「ごみ出し」は、極めればAランクに生まれ変わる!

こんにちは。2児のパパで、アラフォー育休取得者の「たろはな」です。

 

今回は「育休を取得しよう」「積極的に家事に参加しよう」…そう思っているのに、何から始めればよいか分からない方へのお話です。

 

 

 

いざ家事に参加!といっても、今までやってこなかった場合、結構ハードルが高いんですよね。料理や洗濯は、中途半端にやって奥さんのやりかたと違って逆効果になるのも怖いなー、という気持ちをお持ちの方も多いでしょう。

 

結論からいうと、家事参加を目指す男性に最もハードルが低く、かつ、効果が高いのは「ごみ出し」だと考えます。

 

え?ごみ出し?

 

そんなんでいいの?と、思ったそこのあなた、ドラマや漫画、ネット記事などで、「ごみ出しは家事じゃない!」と、夫が娘や妻から厳しく糾弾される場面を見たこと、聞いたことはありませんか?

 

割と有名なのは、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で、主人公のみくりさんを演じる新垣結衣さんが、父親役の宇梶竜童さんが言う場面かと思います。宇梶さんが「おれも家事手伝ってるよ!ゴミ出しとか。」のようなことを言った際に、奥さんも参加して「ごみ出しは家事じゃない!」と、すごい形相で怒られる場面です。

 

そんな「家事じゃない!」と揶揄される、いわば「Cランク家事」のゴミ出しですが、私は極めると「Aランク家事」まで育てることができると考えています。

 

「Cランク」「Aランク」と、いったい何のことだ、と思われる方、申し訳ありません。完全に私の主観のランキングです。

 

ちなみに私が考えるSランク家事は「掃除」「洗濯」「炊事」の「3S」です。毎日する必要あり、それなりの手間と時間がかかるからです。

 

この「3S」に比べれば、「ゴミ出し」はぱっと見Cランクでしょう。袋をゴミ捨て場にも追っていくだけのお手軽家事ですから。

 

しかし、その認識が、女性陣の怒りを買う根本となってしまうのです。

 

どういうことかというと、ごみ出しの手間と頻度を正確に把握してないのです。

 

実はごみ捨ては、袋を集積所に持っていくだけの作業ではありません。

 

例えば月曜が可燃ごみの日であれば、週明けの忙しい朝に、家じゅうのごみ箱からごみをかき集め、必要があれば分別し、さらに、ごみ箱に袋を付け替える作業もあります。

 

そして曜日ごとにごみの種類が変わり、出しそびれると数日から一週間、そのごみが家に残されます。

 

毎日何かしらやる必要があり、地味。しかも抜けると痛い。それが「ごみ出し」という家事です。

 

「袋をゴミ捨て場に持っていく」という作業は、そんなごみ出しの一部に過ぎないのです

 

それを袋だけひょいと持って、「手伝ってるよ!」と言われたら、育児で疲弊している妻はカチンときてしまいます。

 

さらに、育児中ならそこにオムツの処理も入ります。特に月齢が低かったり、手が離せないタイプのお子さんを育てている家庭では、数少ない「外に出られる時間」の場合もあります。奥様が疲れているところの「手伝う」とか言ってしまうと、「手伝うとか言われるぐらいなら、自分で行くわ!」となってもおかしくありません。

 

「ゴミ出し」を侮るべからず。

 

ではどうすれば、この地味な家事をAランクに昇華させることができるのでしょうか。

 

手順はさほど難しくありません。

 

1 地域のごみ出しカレンダーをこまめに見て、「翌日のごみ」を把握する。

2 前日にまとめられるごみはまとめておく。地域の決まりにもよりますが、前日にだしてよければ、できるだけ前日に出す。

3 必ず、ごみ袋を付け替える

4 上記1~3を毎日欠かさず行う。

※大規模マンションなど、24時間ごみ捨てOKな場合は、ごみが溜まってきたらこまめにやるとよいです。ためてよいことは一つもないです。

 

書き出してみるとどうでしょう。上記「3S」と比べると、作業そのものは難しくはないと思います。

 

でも正直、めんどくさくないですか?

 

特に「毎日欠かさず行う」がしんどいと思います。さらに、料理とか、掃除に比べて、目に見えた成果がない分、目立ちません。「ありがとう」とも言われにくいです。

 

でも考えてみてください。あなたがやらなければ、いったい誰がやるのでしょう。

 

そうです、あなたの奥様です。奥様はそのめんどくさい作業を、毎日、欠かさずやってくれていたのです。

 

その陰で、部屋にごみが溢れずに済んでいるのです。

 

まず、そんなめんどくさい作業を毎日やってくれていた奥様に感謝して、ぜひ一言「ありがとう」と伝えてください。

 

そして、まずは「可燃ごみの日」から覚えましょう。

 

なぜなら、可燃ごみは出しそびれると、家に生ごみが数日残されることになり、衛生的に非常に良くないです。

 

さらにごみ出しを「自分の仕事」として積極的に取り組んでみてください。そうすると、やりそびれた日に奥様がやってくれたときに、自然と「ありがとう」という言葉が出てきます。

 

この段階までくれば、「ごみ出し」は、育休をとった男性にとってAランク家事にとなります。なにしろ、掃除、洗濯、炊事に比べ、やるべきことがはっきりしていて、育児で疲弊している奥様の負担軽減に確実に貢献できます。

 

「そんなこと、当然のようにやってるさ」というあなた、素敵です。きっと幸せな育児時間を過ごされていることと思います。

 

「うーん、めんどくさそうだな」と思っているあなた、大丈夫です。きっとできるようになります。私もかつてそちら側の人間でした。結婚当初は、簡単な分別すらしていませんでした。気持ち一つです。

 

 

家事参加をしたいけど、何からやれば分からない方、ごみ出しを極めることを、強くお勧めします。