こんにちは。2児のパパで、アラフォー育休取得者の「たろはな」です。
昨年末、長男たろが4歳になるのを期に空手を始めました。
※正確には「空道」という競技なのですが、なじみのない方も多いと思いますので、「空手」としています。
きっかけは少し前のこと。
私が出場した空手のシニア大会で、たまたま優勝し、もって帰ってきた大きなトロフィーに憧れたからだそうです。
「オレもパパみたいに強くなる!」
まるで漫画のワンシーンのように、彼は声高らかに宣言しました。
しかし当時彼は3歳手前。
近場の幼児向けの空手教室は、殆どが6歳からの受け入れ。早くて5も歳からでした。
子供の発達段階を考えれば至極妥当で、「並ぶ」「先生の話を聞く」「聞いた通りに動く」「辛くても続ける」など、空手の練習に必用な能力は、3歳児には備わっていません。
イメージの湧きにくい方は、お母さんと一緒の「からだんだだん体操」を思い浮かべてください。
あの数分の体操ですら、3歳のお子さんは、割と気の赴くままに動き回ります。
対する空手の練習は、基本的には一列に並んで、先生の号令に合わせて一つ一つの技を練習する時間が長いです。
まして当時のうちの子は、幼稚園の朝の会すら嫌がるぐらい、人と合わせて行動することが嫌いでした。
そういった諸々の事情により、本人はやりたいけどできない状態が一年ほど続きました。
しかし去年、一つだけ、4歳から受け入れてくれる道場が見つかりました。
何の偶然か、私が所属している流派(空道)で、本人が難しいと感じたら私が個別にサポートできる。
しかも道場の雰囲気が素晴らしい。
先生は穏やかで、子供たちの表情も生き生きとしている。
大人も一緒に練習しているので、時には先生以外の方が子供の補助についてくれることもありました。
道場まで車で一時間弱かかるという悩みどころはありましたが、本人がやる気満々なのでもう後戻りはできません。
くじけずに続けられるのか?
一斉練習ができるのか?
というか、そもそも並べるのか?
様々な不安はありましたが、やってみなければ分からない。
父の背中を追い、最強を目指す一人の少年の物語が、今、始まる…!
すぐ終わるかもしれないが。
(続く)