こんにちは。昆虫は王道のカブトムシよりクワガタ派の、アラフォーで二児のパパ「たろはな」です。
今年に入り、4歳長男が幼稚園で生き物の飼育の楽しさに気づきました。
幼稚園ではダンゴムシ、テントウムシ、カマキリ、アゲハチョウと、目につくものを手当たり次第に捕まえては虫かごに入れて、本人曰く「育てている」そうです。
しかし4歳児が虫かごに入れたあと、正しい世話ができているとは思えません。
餌やりを始め、環境整備に関し幼稚園の先生方の支援があることは容易に想像できます。
そんな長男が家の庭でもダンゴムシを捕まえ始めました。
想像どおり、ミニトマトのパックに入れるだけです。餌も入れずに「飼っている」気になっています。
当然彼らの住み家となる土は入っていません。というか餌すらない。
昆虫採集は男の子の性(さが)とはいえ、さすがこのままではダンゴムシの命が危ない!
ここは男の子歴約40年の、父親の出番です。ガチの昆虫飼育を教えてあげましょう!
というわけで、以下の手順でダンゴムシ飼育の準備をしました。
1 調べる
2 用具をそろえる
3 買い出し
4 ダンゴムシ捕獲
5 愛でる
順番に経過をお伝えします。
1 調べる
正解を教え込むのは簡単ですが、分からないことを「調べる」という経験をさせようと、図鑑とインターネットで調べました。
その結果、「容器」「土」「エサ」「隠れる場所」「湿り気」が必要だと分かりました。
2 用具をそろえる
調べたことを実現するためには、用具が圧倒的に足りないことが分かりました。
何を買いに行ったら良いか、買い物リストを一緒に作りました。
今回買いに行くものは、
1 容器
2 土(腐葉土)
3 霧吹き
です。
忘れるといけないため、ひらがなを絶賛練習中(つまりまだ読めない)の彼のために、簡単なイラスト付きのメモを作りました。
3 買い出し
家で作ったメモをもとに、ホームセンターに買い出しに行きました。
メモを握りしめた彼は、広い店内を自分の足で探索し、無事に容器と腐葉土を見つけ出しました。
しかし霧吹きが見つかりません。
かなりの広さのホームセンターなので、四歳児には限界だと判断し、彼に「お店の人に聞いてみたら?」と助言しました。
その辺の物怖じはまったくないしない彼は、店員さんを見つけ「霧吹きどこですか?」と元気に聞きました。
店員さんは親切に教えてくれ、無事に全てのアイテムが揃いました。
4 ダンゴムシ捕獲
帰宅してさっそく、容器に土を入れました。
調べたことをもとに、隠れ家となる石や木の枝、餌となる枯れ葉も入れました。
そしてダンゴムシの捕獲!
大量に入れると難易度が上がるため、5匹に限定して虫かごに入れさせました。
見えませんが、既に入ってます。
5 愛でる
全てのミッションを終えた長男は、ついに手に入れた「マイダンゴムシハウス」を、うっとりした表情で眺めていました。
枯れ葉だけでなく、白米や野菜など、定期的にエサを足すことも頑張っています。
今回のダンゴムシのガチ飼育で、長男が体験できたのは、以下のことです。
・分からないことを調べる
・メモを持って買い物に行く
・店内で自分で売り場を見つける
・店員さんに商品の場所を聞く
・調べたことを実際にやってみる(容器に土を入れ、石や枯れ葉をセットする)
・自分で生き物を育てているという満足感と、動物(昆虫)愛護の精神
どうでしょうか。
とても充実した「生きた学び」となったのではないでしょうか。
私も「子供の『やりたい』を後押ししてあげられた!」という満足感でいっぱいです。
そして長男は、「次はクモやエビを買ってみたい」そうです。
一つできたことで自信をつけ、興味関心が広がった、理想的な展開です。ダンゴムシが順調に飼育できたら、ステップアップして、また応援してあげたいです。
しかし昨日、「タカアシガニを飼いたい!」と言われたときは、さすがに「無理」と即答してしまいました。
ちなみにタカアシガニは足を広げると4mほどになるそうです。
(タカアシガニ©2023 Bouz-Konnyaku)
「世の中、全て思う通りにはいかないんじゃい!」ということを教えてあげるのも、親としての大事な仕事だと信じています。
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