お早うございます。小さい頃はウルトラマンタロウの大ファンだった、アラフォーで2児のパパ「たろはな」です。
先日、長男の幼稚園の全園遠足がありました。
行き先は隣の市の大きな公園で、昨年も同じ場所でした。
当時年少組で、幼稚園に入りたてだった長男は、遠足を断固拒否。入り口から「行かない!」と泣き叫び、遠足中はほとんど私が抱っこ。広場では一人で遊び、最後は女の子とケンカして終わるという、救いようのない内容でした。
しかし、一年のときがたち、年中組になった長男は一味違いました。
公園の入り口では、ばったり出会った幼稚園のお友達と仲良く手をつなぎ、園内は全て自分の足で歩きました。さらに、自由時間には声をかけてくれたお友達と、草相撲や宝探しで楽しく遊びました。
疲れたのか、帰りの車内ではさすがに口数は少なかったですが、遠足を100%満喫した様子が見て取れました。
運転しながら、散々だった去年の遠足を思い出しながら、当たり前ですが、子どもは時間とともに成長するのものだと、しみじみと感じていました。
そこでふと思い出したことがあります。
昨年4月の入園から半年間幼稚園を毛嫌いしていた彼が変わったきっかけに、秋のお遊戯会がありました。
それまで彼は、クラスでの遊びよりも自分の遊びを優先して、なかなか友達の輪に入ろうとしていませんでしたが、その練習だけは違いました。
なぜなら、そのお遊戯会は、自分が一番好きなものに変身して、踊りやポーズを皆に見せることができるからです。
そこで彼が選んだテーマは「ウルトラマンメビウス」
(ウルトラマンメビウス©円谷プロ)
だいぶ昔のウルトラマンシリーズですが、ちょうどDVDで全話見終わったところでした。
ウルトラマンに憧れすぎている彼は、「メビウスになれる!」と、お遊戯の練習には自分から参加し、めきめきとウルトラパワーを高めていきました。
お遊戯会本番では、周りのお友達からも「がんばれー」と声をかけてもらったり、自分も友達に拍手したりと、集団の中で居場所をつくることができたことが分かりました。
そんなきっかけを作ってくれたウルトラマンメビウスは、自分が大好きだったウルトラマンタロウに並ぶレジェンドウルトラマンなりました。
しかし…。
最近彼はウルトラマンを見ません。
ロボットものや、ドラえもんを見るようになりました。
彼の言葉を借りると、
「オレは器械が好きなんだ。」
とのことです。
そういえば二歳のとき、アンパンマンよりばいきんまんの方が好きでした。恐らく理由も同じでしょう。
(それいけアンパンマン!ばいきんまんひみつメカシリーズ「バイキンロボ大集合」©バップ)
子どもの興味が移り変わるのは自然なことで、それが成長でもあります。
我が子の成長はもちろん喜ばしいことなのですが、同時に、我が子が変わるきっかけとなったウルトラマンメビウスの思い出を、親はまだ忘れられず、心のどこかで「ずっとメビウスを好きでいてほしい」と思ってしまっています。
変わってほしいところの成長は喜び、変わってほしくない変化は惜しむ。親なんて、勝手なものだな、とハンドルを握りながらふと、思いました。
現在彼は、テレビそっちのけで、庭のアオムシ観察に夢中です。
親としてできることは、安全を確保しつつ、好きなことに没頭させてやることぐらいでしょうか。
「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい。」
昔テレビで流れていた丸大ハムのCMが、私の子育てのキャッチフレーズです。
でもあれだ。風呂上りに裸で踊っているのはどうかと思う。
わんぱくでもどっちでもいいので、パンツは履いてほしいものです。