こんにちは。連日ラズベリーの収穫に歓喜する、アラフォーで二児のパパ「たろはな」です。
ラズベリーの王道「インディアンサマー」が収穫の時期を迎え、グレンアンプルやポラナなど、他の品種との違いが明らかになってきました。
今回は、二季なりの代表格、ラズベリー界の唯一無二の王「インディアンサマー」と、一季なりだが味は隋一、玄人好みの「グレンアンプル」の違いを、4項目に分けてレビューします。
特に4つ目の㊙情報は、カタログスペックでは分からない内容ですので、ぜひご覧ください。
味
グレンアンプルの勝ちです。
インディアンサマーも悪くありませんが、「ザ・無難」という感じで、甘み、酸味とも適度にありますが、これと言って特徴はありません。
一方グレンアンプルは味に深みがあります。
コクがあり、思わず「うまっ」と声に出てしまうほどです。
味で選びたい人はグレンアンプルをおすすめします。
収量
こちらは2季なりのインディアンサマーが優勢です。
育てた経験上、グレンアンプルは2年目はほとんど実をつけませんでした。(数個つきましたが、鰺はほとんどのりませんでした。)
しかしグレンアンプルは、ホームセンターで生きの良さそうな苗を選べば、二年目からばんばん実をつけます。
「とにかく収穫したい」という方は、インディアンサマーをお勧めします。
(2年目でもばんばん実をつけるインディアンサマー)
育てやすさ
インディアンサマーの方が育てやすいです。
直立性なので、支柱一本立てておけば、あとは枝から鈴なりに実が付き、かなり楽ちんです。
また、暑さにも強く、夏の直射日光だけ気をつければ、簡単には枯れません。
(棒一本ででOKのインディアンサマー)
一方グレンアンプルはオベリスクか垣根仕立てにしないと、枝があちこちに行って、見栄えも育ちも悪くなります。
また、収穫が梅雨の時期と重なるため、実割れやカビを防ぐために雨よけが必要になります。
(ベランダに避難した、オベリスク仕立てのグレンアンプル)
あまり手間をかけたられない方は、インテサマーをお勧めします。
㊙情報
カタログスペックでは分からない、育てたからわかること、それは「一粒の満足感」です。
そしてこれは、圧倒的にグレンアンプルの勝ちです。
一番の理由は、芯の大きさです。
ラズベリーは実をとると、枝に芯が残ります。その芯が大きければ大きいほど、実の部分が小さくなります。
こちらをご覧ください。枝に残った白い部分が、芯です。
(グレンアンプル)
(インディアンサマー)
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、インディアンサマーはかなり芯が大きいです。
そのため、口に入れたときのジューシーさや、「食べた!」という満足感が少ないのです。
一方、グレンアンプルは味が良いことも手伝って、一粒の満足感が凄いです。
朝一粒食べると、「今日も頑張ろう!」という気持ちになれます。
難点は子供と取り合いになることでしょうか。
満足感を求める方は圧倒的にグレンアンプルがお勧めです。
以上、王道のインディアンサマーと、玄人好みのグレンアンプルを比較してみました。
どちらも一長一短で、魅力のある品種です。
皆様の参考になれば、幸いです。
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